議員定数について考える
- 6月14日
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1.定数の現状
岡山県議会議員の定数は、現在55人です。2023年4月の一般選挙から、人口減少などの社会情勢の変化に伴い、従来の56人から1人削減されました。定数決定の基本は、地方自治法に基づき、国勢調査の結果を反映させて「投票価値の平等」を保つことにあります。 しかし、地方議会においては地域の実情は様々です。必ずしも人口規模のみに依存するのではなく、その地域固有の課題に合わせた定数のあり方を検討することが認められています。
例えば、我が笠岡選挙区は人口減少が進む一方で、県境に位置し、全国有数の有人島(7島)を抱えるという特殊な立地条件にあります。こうした現状を加味し、これまで数十年にわたり定数が維持されてきました。(写真挿入:グライダーから眺める六島の灯台)※笠岡市最南端にある六島のような離島では、人口減少により、これまで市が活用してきた「辺地債(公共施設整備のための財源)」の利用ができなくなるなど、切実な課題に直面しています。
![岡山県の森林面積: 484,745 ha(約48.5万ヘクタール) [林野庁 R4] 中山間地域の市町村数:22市町村 面積:5,383.52平方キロメートル 県内面積に占める割合:81.5%](https://static.wixstatic.com/media/36080c_b8456fc555c44f6587c3e369c9ddbd2a~mv2.webp/v1/fill/w_960,h_960,al_c,q_85,enc_avif,quality_auto/36080c_b8456fc555c44f6587c3e369c9ddbd2a~mv2.webp)
2.人口比だけでは測れない地域の実情
人口比のみを優先すれば、議員は政令指定都市である岡山市や中核都市である倉敷市などの都市部に集中します。その結果、中山間地域や沿岸地域を担う議員がいなくなり、一人の議員が広大なエリアを担当せざるを得なくなります。
それでは、地方の「小さな声」「声なき声」を行政に届けることが難しくなり、結果として「声の大きい意見」や「特定の利害関係」ばかりが優先されてしまう懸念があります。
かつて、先輩から「いなかの議員」と「まちの議員」の違いについて聞いたことがあります。「まちの道路には草も生えないし、ゴミがあれば電話一本で行政が動く。しかし田舎はそうはいかない。生活道路に草が生えれば、議員自ら草刈り機を手にすることもある。それほど地域に深く入り込んでいるんだ」という話でした。これは単なる比較ではなく、地域に根差した議員の役割の本質を突いた言葉だと共感しています。
3.これからの決意
現在、県議会でも定数についての議論が進んでいます。ここで最も重要なのは、党利党略や我田引水的な判断を排除することです。定数の見直しは、議会の効率化や経費削減も目的の一つですが、それ以上に「住民代表としての機能」をいかに維持するかが問われています。
私は、選挙を通して県民の付託をいただく立場として、一人ひとりの声が具体的な施策や形となる岡山県を目指します。これからも「貴方なら託したい」と思われる議員であり続けるよう、地に足をつけてコツコツと取り組んでまいる決意です。




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