20260703 農林水産委員会県内調査
- 7月15日
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令和8年度新メンバーでの県内調査は岡山県の北部地域を中心に行われました。

1.美作県民局管内農林水産業の概要
久米南町庁舎等複合施設(久米南町役場・久米南町コミュニティセンター)を会場に美作県民局管内の農林水産部門の重点施策について説明を受けました。
当管轄内は、面積 274,330ha(県対比の39%)、人口 216,923人(県対比12%)、耕地面積 21,919ha(県対比34%)、林野面積 209,524ha(県対比43%)、基幹的農業従事者数 7,604人(県対比33%で農業従事者が多いエリア)となります。(当日資料より)
主要農産物の生産状況は、黒大豆(県の60.4%)、アスパラガス(県の58.2%)、きゅうり(県の50%)、ジャージー牛(県の98.2%)、林産物(県の52.9%)であるとの説明。また畜産関係においては乳・肉用牛、豚、採卵・肉用鶏も多く飼育されているとの説明を受け、質問では、耕畜連携の在り方や私から酪農関係の飼料価格の高止まりのほか、近年の高温における暑熱対策などを質問。また多面的機能支払における特徴ある事例なども質問させた頂いた。
県南と県北では状況も違う中で、県職員の皆様には多大なるご尽力を頂いていることに感謝し、引き続きの農林水産業の発展への支援をお願いして締めくくった。
2.棚田テラス 籾庵
久米南町上籾地区にある「棚田テラス 籾庵」に移動し、昼食を兼ねて日本の棚田百選に選ばれた美しい棚田を調査。地域活性化の拠点として、地元産の食材をふんだんに使った料理や、棚田で収穫された「上籾棚田米」を提供しています。
この施設は、耕作放棄地の解消や都市部との交流人口拡大を目指す棚田再生プロジェクトの一環として運営されており、訪れる人々に癒やしの空間を提供するとともに、地域の伝統文化や景観の維持に大きく貢献しています。調査では、棚田の保全に向けた課題や、観光資源としての活用事例などの取り組みについて、現場の視点から具体的な説明を受けました。

質問ではないが、棚田での無農薬農法について確認したり、一部水稲の変わりに真菰を栽培しているという事も確認できた。かつては当たり前にあった日本の風景にあらためて心地よさを感じ、守るべき日本を感じた時間でした。
3.日植グループ 備中高原北房農場
真庭市にある「日植グループ 備中高原北房農場」は、ブドウ(シャインマスカット等)の生産拠点であり、新規就農者確保や育成に関してや冷蔵貯蔵遅出し技術について調査を行いました。芝生生産で培った大規模経営のノウハウを果樹栽培に展開し、最新のスマート農業技術や自動灌水システムを導入することで、高品質なブドウの安定供給を実現しています。
広大なハウスが並ぶ景観は圧巻であり、北房地域の気候特性を最大限に活かした高収益な農業モデルの構築と、次世代農業への挑戦を強く実感する機会となりました。

4.考察
今回の調査を通じ、中山間地域が直面する課題と取り組みを確認することができました。美作県民局管内の広範な農林水産業の現状把握に始まり、棚田再生による景観保全と地域活性化、さらには企業経営のノウハウを活かした最先端の果樹農業まで、現場の熱意を肌で感じる貴重な機会となりました。
特に、伝統的な農風景を守り抜く姿勢と、スマート農業等の新技術を融合させる柔軟な挑戦は、今後の本県農林水産業の発展に不可欠な視点です。
今回の調査で得た知見を活かし、地域の特性に応じたきめ細やかな支援と、持続可能な農業モデルの構築に向けた政策提言に繋げてまいります。




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